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こんにちは、WasaViです。

もうDear youのRound ver, オリジナルverはお聞きいただけましたでしょうか?

まだの方はこちらから

今日は制作の背景と、MONOLIZに対する想いについて書いていきたいと思います。

仮面をテーマに執筆した本曲。

仮面というのは、古くから多くの文化圏で用いられてきました。

神に祈るために、神と同化する仮面。

貴族社会で、身分を隠すための仮面。

人間は仮面を「自分ではない何か」になるために使っています。

なぜなのでしょう。

 

単純に「自分であることに不安を抱いてるから」です。

人は自分以外の視点を持つことができません。

自分が見ている景色以上のことは考えられない。

加えて自分自身を見ることもできない。

そして我々は、決して他人になることは出来ません。常に「自分」で居続けなければならない。

そんな状況で「自分に自信を持つ」なんて不可能です。

自分以上の力を得たい。見たい。感じたい。

誰かになりたい。正解を知りたい。

もちろん思考を放棄すれば「ありのままの自分を愛する」ことは出来るでしょう。

ただ、しっかり自分に向き合い続ける限り

そういった欲望を無視するのは不可能です。

 

自分に対しての不安が尽きない中、

どうして人は「自分」として生き続けられるのでしょうか。

それは仮面のおかげです。

実物の仮面でも、心の中の仮面でも、

仮面をかぶると、一時的に自分から抜け出すことができる。

自分という鎖から逃れられる時間ができる。

その時間があるから、人は生き続けられるのだと思います。

考えて、苦しんで、現実逃避をしながら、自分に向き合っていく。

あなたの仮面をかぶった姿は、きっとあなたが生きるために生み出した

あなたに寄り添う姿。

その仮面を大事に大事にしたいなと思います。

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さて、話が長くなりますが、

この曲はMONOLIZのために書き下ろした曲でもあります。

特にオリジナルverは、歌詞も全て日本語で、彼、彼女達だけのために作りました。

私がMONOLIZを見てきて感じたのは

その仮面さえも壊されそうな時が何度もあったんじゃないかなということです。

彼、彼女たちはMONOLIZの一員であると同時に

一人の表現者でもあります。

個性の強い皆で作品を作り上げる以上、個人と集団の狭間で

自分を壊されそうな瞬間が何度もあったのではないかなと思います。

自分の信念や表現者としてのプライドなどを『守らなくちゃ』と思う反面

『目が抉り出されて、舌を抜かれて、鼓膜が破られる』ような、自分が崩れていくような激痛が襲ってくる。

そういうタイミングが何度もあったのではないかなと。

それでも毎回ステージを見ると

彼 彼女たちは『表現者としての自分』を守り抜いて戦っているんだ。

自分がどんなに壊れても、表現者としての仮面は絶対に壊させない。

と毎回思わされて、毎回勇気をもらえました。

本当に強い。

シーズン3、本当にありがとうございました。

これからも表現者としての皆さんを応援しています。

そしてMONOLIZという素晴らしいチームに出会えるきっかけを作ってくださったHALさん。

家族のような温かい空間にいることができて、本当に幸せです。これからもよろしくお願いいたします。(まずはお家行きます)

WasaVi

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