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こんにちは、WasaViです。

この度【2023年8月4日(金)】に新曲「Ocean of Strings」をリリースします。

タイトルになっているStringsは日本語で「縄 / 糸」を意味します。

この言葉の通り、本作は全て糸が使われている楽器で構成しました。

今日は本作に使われている楽器の一部を、かなり簡単に紹介します。

音楽についてあまり詳しくない人でも読めるようにしたので、是非ご覧ください。


ピアノ


世界で最も知られている楽器といえばピアノではないでしょうか。

皆さんはピアノがどうやって音を出しているかご存知ですか?

ピアノの蓋の中には沢山の弦 (糸)が張られています。

その弦を中にあるハンマーが叩くことで音を出します。

鍵盤を押すと、力がハンマーに伝わり、弦を叩く。

そうすることであの音が生まれるのです。

ピアノはなぜここまでメジャーな楽器になったのでしょうか。

ピアノは、鍵盤楽器の中では最も遅れて出現したのにも関わらず。

その理由の一つが「音の強弱がつけやすい」ということです。

ピアノが頭角を表した1800年代といえば、歌劇が流行った時期。

人々は楽器にも、人間の声のような表現の豊かさを求めるようになったのが背景にあります。

さて、ちなみにこの楽器が「ピアノ」という名前か知っていますか?

それにも「音の強弱」が深く関わってきます。

実は今日のピアノの原型は1700年頃に誕生したのですが、それより前にもピアノのような楽器はありました。

それがチェンバロです。

形はピアノと似ていますが、チェンバロは強弱がつけられない楽器でした。

なぜなら音が出る仕組みが違うからです。

ピアノは弦を叩いて音を出しますが、チェンバロは弦を引っ掻く仕組み。

だから音の強弱や長さがつけられなかったのです。

そんな中ピアノが登場します。

名前は「クラヴィチェンバロ・コル・ピアノ・エ・フォルテ」。

意味は小さい音(ピアノ)から大きい音(フォルテ)まで出せるチェンバロ。

これが今日では略され「ピアノ」と言われるようになったのです。


ハープ


こちらも見たことがある人は多いのではないでしょうか。

ハープは弦を指で弾いて音を出します。

その小さく優しい音色からか、西欧諸国ではハープは高貴な楽器として認識されていました。

実際多くの旧約聖書写本の詩篇に載っていたり、ダヴィデによって最も多く演奏されている楽器がハープです。

私の見解では、ハープに高貴なイメージがあるのは

音が小さく、音色が柔らかいのに加えて

打楽器のようにシンプルな構造ではないこと。

そして何より演奏する時の姿勢が優美だからだと勝手に思っています。

どうなのでしょうか?

実はハープの原型は古くからあり、そして世界を渡った楽器でもあります。

生まれは古代メソポタミア/エジプトで、当時の壁画にもハープを演奏する様子が描かれています。

そこからインドや中国を渡り、なんと日本の正倉院御物の中にも

古代メソポタミアの壁画と同じ形のハープが所蔵されています。(中国のクゴという楽器)

残念ながら日本や中国、韓国ではあまり定着はしなかったのですが。


最後に


今日は8/4(金)に公開される新曲Ocean of Stringsに使われている楽器のうち

ピアノとハープを紹介しました。

糸が使われている楽器はもっとありますが、皆さんは他にどんな楽器を思い浮かべますか?

本作に使用されている楽器は、まだ今日ご紹介していない楽器が4つあります…

それは主役級のあの楽器です。

なんでしょうか。

後編はこちらの記事から

WasaVi

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